【最新トレンド】なぜアメリカ人は今、アイスコーヒーを選ぶのか?
- Melissa

- 7月22日
- 読了時間: 3分
更新日:9月11日

海外ではコーヒーと言えばホットが当たり前。そんな常識はすでに過去のものになりつつあります。実は今、アメリカではアイスコーヒーが空前のブームになっているのをご存知でしょうか?
今回は、なぜアメリカ人がここまでアイスコーヒーに夢中なのか、そしてその背景にある文化や世代の違い、さらにはコーヒー業界の動向まで、詳しくご紹介します。
アイスコーヒー市場は右肩上がり
アメリカでは2016年から2023年の間に、冷たいコーヒー(アイスコーヒー、コールドブリュー、フローズンドリンクなど)への消費が2倍以上に増加。対して、ホットコーヒーの消費はわずか20%の成長にとどまっています。
2023年には、コーヒーに関する外食支出が約880億ドル(約13兆円)にも達し、そのうち約20%が冷たいコーヒーに費やされました。
スタバやダンキンが流行を牽引
アメリカのコーヒートレンドは、まずスターバックスやダンキンといった大手チェーンから始まります。
スターバックスでは、冷たい飲み物の割合が2013年には40%未満だったのが、2021年には75%に。
ダンキン(Dunkin’)では、現在では飲み物の約3分の2がアイスドリンクになっています。
Dutch Brosという人気チェーンでは、なんと約90%が冷たい飲み物。そのうちの半分がアイスコーヒーです。
これらのチェーンが提供する商品や広告が、消費者の好みや家庭でのコーヒー習慣までをも変えているのです。

若い世代がブームをけん引
アイスコーヒー人気の中心にいるのは、Z世代(18〜24歳)とミレニアル世代(25〜39歳)です。
この世代にとってコーヒーは「苦くて大人向けの飲み物」ではなく、自分好みにカスタマイズできるファッショナブルなドリンク。バニラ、キャラメル、フォーム、トッピングなどを自由に加えて、甘く飲みやすくした「映えるコーヒー」が支持を集めています。
そして何よりも重要なのが、アイスコーヒーを“年中飲むもの”として認識している点。気温が氷点下でも冷たいコーヒーを手に歩く若者たちが、今やアメリカの街では当たり前の光景です。

SNS映えと実用性が魅力
透明なプラスチックカップに入ったアイスコーヒーは、見た目が映えるため、InstagramやTikTokなどSNSでのシェアにもぴったり。
さらに「冷たいから長持ちする」「ゆっくり時間をかけて飲める」といった実用的なメリットも、働く若者にとっては大きな魅力となっています。
アメリカ発のトレンドが世界へ
アメリカは、いまやコールドブリューやナイトロコーヒーといった“冷たい新ジャンル”の発信地です。
ネスプレッソ(Nespresso)は、初の缶入りアイスコーヒーをリリース。
キューリグ(KEURIG)は、ホットで抽出し即座に冷却するアイスコーヒーメーカーを開発。
こうした流れは今後、他国にも波及していくと予想されています。

とはいえ、ホットコーヒーも健在
ここまでアイスコーヒーの人気ぶりをご紹介してきましたが、アメリカ全体では依然としてホットコーヒーが主流です。ただし、レストランやカフェでアイス系のメニューを導入するお店が増える中で、このバランスも徐々に変わっていくでしょう。
まとめ
アメリカの若者たちは、アイスコーヒーを「年中飲めるファッションドリンク」として楽しんでいます。カスタマイズ性の高さ、SNS映え、そして何より自由な飲み方ができることが、このブームの理由です。
今後、こうしたアメリカ発のトレンドは世界各国にも広がっていくかもしれません。
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