【アメリカのトレンド】2025年、大人気の「マイクロドラマ」とは?
- Melissa

- 9月18日
- 読了時間: 4分
アメリカ市場に挑むビジネスオーナーの方にとって、単に「売れる商品」を探すだけではなく、「現地の消費者トレンド」を知ることが成功の鍵。いま、アメリカの消費者の間で急速に広がっているのが マイクロドラマ(Micro Drama) という動画コンテンツです。

マイクロドラマとは?
マイクロドラマとは、中国発のドラマコンテンツ。1話1話がびっくりするほど短いのが一番の特徴です。
特徴
縦型ショート動画形式(1〜2分)
毎回「衝撃の展開」で視聴者を引き込む
恋愛、財閥、ファンタジーなど分かりやすいジャンルが中心
制作側のメリット
低コスト・短期間で大量制作が可能(2か月で1作品)
無名俳優を活用、100作品/年を量産できる
中国では2024年に市場規模が 約7Bドル(1兆円超) に達し、映画興行収入を上回りました。主な視聴層は 25〜35歳女性。
アメリカ市場での急成長
中国で絶大な人気を誇るマイクロドラマ。海外進出に伴い大成功を収めているのがアメリカ市場です。
2025年4月時点で、ダウンロード数1,000万件(前年比+150%)
月間アクティブユーザー数+300%
米国市場は 世界収益の60% を占め、最重要市場に
人気アプリは「ReelShort」「DramaBox」「GoodShort」
つまりアメリカでは今「すき間時間に楽しむ、スナック感覚の娯楽」が定着し始めているのです。
越境EC向けインサイト
マイクロドラマの台頭は、アメリカ消費者の 行動様式 を映し出しています。これをECに応用すると、次のようなヒントが見えてきます。
1. 即効性のある体験
消費者は「一瞬で理解できるストーリー」「すぐに満足感が得られるコンテンツ」を求めています。👉 ECサイトでも 短尺動画やGIFで商品の魅力を瞬時に伝える ことが有効。
2. 25〜35歳女性が主役
マイクロドラマ市場のメイン視聴者層とECの主要購買層が重なります。👉 ファッション、美容、ライフスタイル雑貨など、この層に響く商品カテゴリは特にチャンス。

3. “ちょっとした時間”の消費行動
移動中や休憩時間に動画を見ながら、衝動的に購入する行動パターンが増える。👉 SNS広告×ショート動画×簡単購入導線 の組み合わせがますます重要に。
4. 低コスト・大量供給モデル
マイクロドラマは「安くて大量」に慣れた消費者を育てています。👉 商品も「高級路線」だけでなく、お試し価格・小分けセット・サブスク型 が受け入れられやすい。
マイクロドラマの流行は、アメリカ市場での消費者心理を象徴しています。早い・短い・わかりやすい・すぐ買えるというキーワードを意識した商品PRや販売導線づくりが、越境ECで成果を出すための重要なヒントになるかもしれません。
アメリカのトレンドをMellissaの視点から

今回のテーマになっているマイクロドラマ、実はMelissaも興味を引かれて視聴したことがあります。貧しい電気工だと思って再婚したお相手が実は財閥の会長で・・・というリアルではありえない内容でしたが、毎回1分でドキドキする展開が描かれて、これは中毒性があるなという印象です。
普段はアメリカのドラマも日本のドラマも同じくらい楽しんでいますが、そこでも感じるのは見せ方の違い。
日本のドラマやアニメは、じっくりと世界観やキャラクターを描き込んで物語に没入させるのが特徴ですが、アメリカのドラマは展開が早く、アクションやサスペンス、トラブル発生などの見せ場を毎回作ってきます。日本では「丁寧に積み上げていくストーリー」に価値を感じる人が多いですが、アメリカでは「強烈に印象に残るコンテンツ」が好まれる傾向があり、マイクロドラマの急成長はまさにその文化にぴったり合っているのかもしれませんね。
越境ECを検討するにあたっては、こういった日常の文化的な違いを理解し、最新のトレンドについて行くことも重要です。アメリカの2025年現在の最新情報や話題のニュースについては、関連のブログ記事もぜひご覧ください。
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I have actually stepped into the world of micro-dramas before. The piece I watched featured a storyline where a woman remarries, believing her new husband is a poor electrician, when the twist was that he’s actually the CEO of a family-run conglomerate. It's unrealistic of course—but with each one-minute episode packed with exciting turns here and there, I couldn’t help but find it addictive.
I usually enjoy both American and Japanese dramas (besides the dreamy K-dramas, of course), and what really stands out to me is the difference in how stories are presented. Japanese dramas and anime often take time and effort to carefully display the scenes and develop the characters, gradually drawing viewers into the world itself. In contrast, American dramas tend to develop the storyline so quickly without much explanation. Rather, they put more focus on ensuring that each episode has its big moments—whether action, suspense, or some kind of dramatic conflict. Japanese audience often value “stories built up with care,” whereas in the U.S., audiences seem to prefer “content that leaves a strong, immediate impression.” From that perspective, I feel the rise of micro-dramas is perfectly aligned with American cultural preferences.






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